今年のベスト3は

昨年もやりましたが^^ 今年読んだミステリー本(ハードボイルド、ホラー、翻訳本、和書に限らず)感銘を受けた小説のベストスリーを覚え書きとして記載したいと思います。

2011年の読了数:64冊

1位:スティーブン・キング 『アンダー・ザ・ドーム』

直訳でドームの下。 内容もこのまんま! 米国のある小さな田舎街に突如と発生した透明なドーム。
まったく奇想天外な構想。ばかばかしいけど、そこは流石なキング。圧倒的なリアル感でドライブします。
ドームから抜け出せないコミュニティ内の人間ドラマ、いつしかドームの外にいる人間たちを巻き込んでのハラハラドキドキなストーリー。いったい何の目的でドームが現れたのか?誰が?どのようにして? 
軍の妖しげな秘密実験なのか? それともエイリアンの陰謀か。。。。どこまでも謎は続き、人間サイドは善玉、悪玉に分かれての活劇。
いやぁ~ほんとにキングの非凡な才能を見せ付けられた一冊(上・下巻)でした!

蛇足ですが、表紙装丁はいつものように。。。藤田新策さん。 超有名なイラストレーター。

f0115475_10523553.jpg


2位:マックス・ブルックス 『World War Z』

人類対ゾンビ大戦終結から10年後。 生き残ったヒトたちへのインタビュー形式で綴られた、ドキュメンタリータッチの大傑作。
億単位のゾンビと人類がいかに戦い生き残ったか。世界中でインタビューした逸話の集大成。
これもまた奇想天外な発想。それでも物語にどんどん引き込まれる。寝不足必至の一冊。
これほどまでにリアルなゾンビ小説はなかったです。残酷シーン、スプラッターシーンの描写はほとんど出てこない。それでいてリアルでディテールが活き活きとしている。
とんでもない小説ですな。 本来なら一位獲得間違いなし☆

f0115475_12224724.jpg



3位:村上龍 『最後の家族』

龍氏の小説はほとんどの作品を読んでます。
でも、この一冊は別格な位置づけ。
平凡そうにみえる、それでいて幸せそうにみえるひとつの家族。父親がいて母親がいて、ひきこもりの息子がいて、高校生の娘がいる。
それぞれの生き方のベクトルが微妙にずれていく。。。
ひきこもりの息子のストーカー行為が引き金になり、更に家庭がおかしくなる。
父親は家を出る、母親は不倫まがいの行動へ。。。娘は怪しげな男とつき合い始める。。。
しかし、物語は悲惨な結末へとは辿り着かない。ましてやハッピーエンドにも辿り着くわけもない。
でも、でも、読後感は爽やかさが漂い、すっきりとしている。
家族の自立。再生の物語。 

f0115475_12322895.jpg

[PR]

by icchiy_passage | 2011-12-19 07:49 | 雑感