危機的状況の中の希望

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ずっとずっと長い間尊敬し敬愛している小説家がいる。
それは村上龍さん。
龍さんがニューヨークタイムズに寄稿した文章がある。 紹介します。

「危機的状況の中の希望」 から抜粋。

『私が10年前に書いた小説*には、中学生が国会でスピーチする場面がある。「この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない」と。

今は逆のことが起きている。避難所では食料、水、薬品不足が深刻化している。東京も物や電力が不足している。生活そのものが脅かされており、政府や電力会社は対応が遅れている。

だが、全てを失った日本が得たものは、希望だ。大地震と津波は、私たちの仲間と資源を根こそぎ奪っていった。だが、富に心を奪われていた我々のなかに希望の種を植え付けた。だから私は信じていく。 』

* 『希望の国のエクソダス』 
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by icchiy_passage | 2011-04-01 21:24 | EOS Digital